静岡大学創造科学技術大学院 廣本研究室

 廣本研究室は浜松キャンパス(浜松市中区)にあります。廣本が、情報通信研究機構から静岡大学に移って5年の歴史になります。昨年12月から武田助教が加わりました。廣本研究室は、浜松キャンパス(浜松市中区)にあります。廣本が、情報通信研究機構から静岡大学に移って5年の歴史になります。昨年12月から武田助教が加わりました。廣本研究室の研究テーマは、テラヘルツセンシング技術と光散乱計測技術です。テラヘルツの研究では、スイッチを入れると4Kまで冷える機械式冷却クライオスタットと圧縮型Ge:Gaなどの光伝導検出器を組み合せて室温背景放射限界の検出能を持つテラヘルツ検出システムを開発しました(図1)。また、プラスチック爆薬検知の非破壊検査装置を実現するため、可搬の反射型テラヘルツ時間領域分光器を開発しました(図2)。光散乱計測の研究では、アスベストリアルタイムモニタの開発を続けています。

 廣本研究室のモットーは、図3の写真からも分かるように、少数精鋭です。産学官のいろいろの分野で活躍できる優秀な人材を育てたいと厳しい教育を行っています。鰻以外はあまり知られていないかも知れませんが、浜松は日本酒と餃子が名物です。研究室の最重要行事は、例年10月末に催される酒造(花の舞)の新酒味見会となっています。

図1. 4K冷凍機冷却高感度THz検出器クライオスタット
図2. 反射テラヘルツ時間領域分光装置
図3. 廣本研究室のメンバー。左から藤原(アシスタント)、青木(D2)、廣本(教授)、 武田(助教)、トリパティ(ポスドク)、平野(M1)。(写真には載っていません が、もう一人、橋口(社会人D)がいます。)